最高だった高校生活
卒業までの1ヶ月で何か特別なことをしたい
この春に高校卒業を控えた私たち4人。
1年生のときに同じクラスで仲良くなって、2年でクラスが離れても放課後は必ず集まって遊びに出かけていました。文化祭も修学旅行ももちろん一緒。
この3年間があっという間に感じるのは、最高の友だちと一緒に過ごすことが出来たから。
そんな私たちも、卒業と同時にそれぞれの道へ進むことに。寂しいけど、だからこそ、卒業までの1ヶ月……何か特別なことをしたい!
「何か記念になるものを作ろうよ」
誰かが発したそんなアイデアに、全員が「それ、いい!」と賛成。
そうして、卒業前の最後の共同作業が始まりました。
たくさんの思い出を、
何かカタチに残したい。
作ることにしたのは、写真を使ったオリジナルの「トートバッグ」。
修学旅行の夜の写真、バレンタインにみんなでチョコパーティをした時の写真、体育祭で優勝した時の写真……。思い出の写真たちからベストショットを選んで、アルバム的なレイアウトに。
「この写真めっちゃお気に入り!」
「キメキメで逆に恥ずかしくない?(笑)」
「こっちの文化祭の写真入れようよ〜」
「ちょっと、この写真の私、変な顔してるんだけど!」
と、相変わらずの大盛り上がり(笑)
さすがに1枚1枚選んでいくには今まで撮った写真が多すぎるということで、4人それぞれがお気に入りの2枚を選ぶことに。テーマは「等身大の私たち」。
「この時ふざけすぎて、先生にめっちゃ怒られたよね!(笑)」
結局、写真を見返すたびに思い出ばなしに花が咲きすぎて、作業はなかなか進まなかったけど、それも私たちらしくて良いよね。
「振り返ると、いつもバカやってたね(笑)」
楽しくて、何でも話せる、大切な友だち
卒業まで2週間に迫ったころ、ついに注文したトートバッグが届きました。
「「「「かわいい〜!」」」」
思った以上の出来にみんなびっくり!
4人の思い出がたくさん詰まったトートバック。写真はカラフルだけど、作るときに同じフィルターで加工できるから統一感もあっていい感じ♪
写真1枚1枚から、それぞれの「好き!」という気持ちが伝わってきます。
くだらないことで笑い合って、辛い時に支え合って、楽しいことを共有できて……。
共通してるのは、「みんなと居ると楽しい」ってこと!
トートバッグを見ると思い出す。
いつもみんなとつながっていること
トートバッグを作るうちに、ふと気付いたこと。
進む道がバラバラで、離れてしまうのは寂しいはずなのに、なぜだか悲しい気持ちにならないんです。
それはきっと、今までの写真を振り返ってお互いの絆を再確認したことで、離れることを「全然たいしたことない」って思えるようになったから。
悲しいことがあっても、きっとこのトートを見れば元気をもらえるし、困った時はいつでもみんなが駆けつけてくれる。そんな自信があるんです。
「このトート、旅行とかでも活躍しそう〜! そうだ、ゴールデンウィークに海外行かない!?」なんて、さっそく卒業後の予定を立て始めた私たち。きっと、こんな感じでずっと続いていくんだろうね。
これからもずっと、よろしくね!