「自分の写真と、息子の写真のコラボレーション。どんなカレンダーができるんだろう?」
駅構内の案内サインなども手がけるグラフィックデザイナーの大塚さんは、子どもの頃からの鉄道ファン。息子の来果(らいか)くんも、そんな父の影響か、物心がつく頃から自然と電車が好きになっていたといいます。
「息子も大きくなってきて、ここ数年では自分用のカメラで『自分の鉄道写真』を撮るようになりました。僕が撮った写真と、息子の撮った写真。そんな思い出をカレンダーにしてみようと思い立ったんです」
親子をつなぐ鉄道写真は、どんな素敵なカレンダーになるのでしょうか?
写真を選んでいると、ふとよみがえる父と子の“鉄道ふたり旅”の思い出
「休日には、息子と電車の写真を撮りに出かけることもあります。ちょっとした“ふたり旅”ですね」
新型車両や、イベントなどで走る貴重な車両を撮りに行くことも少なくないという大塚さん親子。カレンダーに入れる写真を選んでいると、撮影した日のことを思い出すといいます。
「駅のホームでいい写真を撮るのが難しいときは、撮影スポットを求めて駅周辺を歩き回ることも多くて、子どもにはなかなかの重労働だと思いますよ(笑)。それでも大好きな電車だから、息子も小旅行のように楽しんでくれているようです」
家族で海外旅行に出かけた時も、お母さんとは別行動で撮影散歩に行くという大塚さんと来果くん。 素敵なパパとのひとときが、写真で残っていくというのも、とっても素敵なことだと思います。
「子どもにしか撮れない写真ってあるんです。アングルや撮るタイミングがおもしろい」
数年前から、自分用のカメラを使って、パパと2人で“撮り鉄”している来果くん。
「子どもって、目の位置が大人よりも低いこともあって、大人の目から見るとすごく新鮮な写真を撮りますよね。撮るタイミングもおもしろい。大人って、つい『整った構図』にしたくなっちゃうものですが、子どもにはそれがないですから」
大好きなものを追いかけ、それを写真に収めるという経験は、子どもにとって宝物のような経験になることでしょう。
「いつまで付き合ってくれるかわかりませんが、一緒に行ってくれるうちは、こんな旅を続けたいですね。そのうち息子が1人だけで行きたがるようになるかもしれないけれど(笑)」
ファインダー越しに息子の成長を見つめる父の想いもまた、写真には刻まれているのでしょう。
「好きな写真がたくさんありすぎて…。結局いくつも作ってしまいました」
電車に関連するものだけで、ざっと数万枚の写真があったという大塚さん。
「カレンダーのために写真を選んでいったのですが、途中で新たなアイデアが湧いてしまい、使いたい写真が多くなってとてもカレンダー1つでは載せきれず…。結局、「息子と鉄道の風景(A3サイズ)」「海外の列車」「海外の地下鉄駅」「息子が撮った写真」と、4つも作ってしまいました(笑)」
さすがグラフィックデザイナー、カッコよく仕上がっています!
「写真を選んでいると、昔撮ったときのことを思い出せて楽しかったです。もっと上手に撮れるようになりたいと思いました」と、来果くん。
父と息子の“ふたり旅”は、まだまだ続いていくことでしょう。
実は、大塚さんの写真好きはお父様の影響なのだそう。来果くんが撮った写真で作ったカレンダーは、おじいちゃんへの素敵なプレゼントになりそうですね。





